初めて行政の企画に協力

信州戦争資料センター

2015年08月09日 16:19

ブログがきっかけになって、収蔵品を塩尻市さまに役立てていただくことができました。

塩尻市は「平和祈念のつどい」(8月12日午後1時半ー3時半、レザンホール中ホール。参加費不要)として、戦争を考える劇団ひのきの公演「-手紙 2015ー」や、広島平和教育研修報告を行うほか、戦争に関するパネル展「戦地からの手紙」を実施しています。

「戦地からの手紙」は、手紙を通じて戦争というものの本質を考える狙いで、特攻隊員の遺書のパネルが中心です。担当者の方が、ほかに長野県関連の手紙が手に入らないかと調べたすえ、当センターに相談が持ち込まれました。

ちょうど展示会の直前でしたので、会場でおいきあいし、協力させていただくよし、お返事させていただきました。その際、当資料センターのデータベースから「手紙・はがき」の一覧を作成してお渡しし、必要なものを選んでいただきました。そのうえで、代表が市役所へ出向いて必要な物件をお渡ししました。

先日、展示の状況を確認しようと、会場のうち2か所を回りました。撮影禁止であり、写真は掲載できませんが、上手にキャプションを入れていただき、展示してもらっていました。特攻隊員のような派手さはありませんが、戦争のつくる意識、やりきれなさ、儀式のようなやりとりと、なかなか味わいがあったと思います。

今回、図録を買っていただいた以外、交通費もいただかず、協力させていただきました。必要とされる方がおられれば、できることはやっていきたいと思っています。

展示は8月12日までです。公演なども12日ですので、お近くの方はぜひおたすねください。

※こちらのブログから訪問された方は、信州戦争資料センターもお訪ねください。

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