目が怖い将校、びびる兵士…もしかして戦争の真実を描いたかもしれない「皇軍袋つり下げ広告」

信州戦争資料センター

2018年01月04日 22:23

 信州戦争資料センターは、できる限り長野県と関連のある戦時資料を集めようと心掛けていますが、地域が特定できないものや他地域のものでも「これは良い!」と思うモノは積極的に収集しています。これはそんな中でも「良い!」のバイアスがちょっとあさってを向いた品です。

 指揮官の目が怖い

 爆弾を抱えた兵士(特に中央)はひきつった表情に見えます

 ある意味ではとてもリアル

 題材は昭和7年2月22日、満州国建国に絡んで起きた上海事変において、中国軍の鉄条網を破壊した時に爆死するなどして戦死した3人の兵士―いわゆる肉弾三勇士―からとっているに違いありません。とすると、この品は昭和7年ごろのものと推測されます。

 絵の雰囲気は、何となく現代のぱちものに通じるところがあります。勇ましく描こうとして、たまたまこんな感じになったのだろうと思いますが。兵士の顔はともかく、指揮官の表情は何とかならんだのか。

 そして「皇軍袋」、しかも「特製」。いったい何が入っていたのでしょうか。福袋のようなものだったのでしょうか。当時のお子様たちは、この広告を見て惹かれたのでしょうか。

2018年1月4日 記

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