太平洋戦争下の昭和17年、長野県の南安曇農学校で真剣に実施した大模擬戦―モノクロ写真カラー化展示会用作品⑪

信州戦争資料センター

2018年07月11日 22:48

 第4回展示会「戦時下の信州教育展」に向けて、家族総出のモノクロ写真の色付け加工11回目。本日は昭和17年、長野県の南安曇農学校(現・南安曇農業高校、安曇野市)の運動会で展開した「大模擬戦」です。画面左手奥の城に向かって戦車も交えた総攻撃の場面です。こちらが修正済み写真です。大勢の人が見物に訪れており、運動会の呼び物であった様子です。


 こちらが元写真です。紙焼き写真をスキャンしました。


 こちらがAIによる自動色付けです。色が付いたことで、城、戦車、ベンチを使った障害物など、それぞれの構成物が浮かび上がります。

 ただ、全体的にメリハリが少ないので、地面の色、ベンチ、城壁代わりの布、戦車など、それぞれに色を強調しました。グラウンドの色は、前回同様、決め手がありませんので、芝草の部分とトラックの部分におおまかに分けて色を載せました。

 この大模擬戦、機関車の模型も登場するなど、だいぶこっています。AIの色付けまでですが、こちらにまとめてあります。引き続き1日1枚で、頑張っていきます。

2018年7月11日 記

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※WEB上でモノクロ写真をカラー写真のように加工できる、ニューラルネットワークによる自動色付けを試しています。早稲田大学の飯塚里志さま、 シモセラ・エドガーさま、石川博さま、関係各位に熱く御礼いたします。公開方法、修正方法については、東京大学教授の渡邉英徳さまにご示唆をいただきました。ありがとうございました。

※他の自動色付け写真はこちらの一覧からごらんください。

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