太平洋戦争下の伊那高等女学校はなぎなたで耐寒鍛練―モノクロカラー化展示会用修正作品その④

 第4回展示会「戦時下の信州教育展」に向けて、家族総出のモノクロ写真の色付け加工4回目。本日は太平洋戦争下の伊那高等女学校における耐寒鍛練です。

 こちらが元写真です。紙焼きではなく、印刷された卒業記念写真集からの複写です。

 こちらがAIによる自動色付けをしたもの。


 修正に当たっては、人物の肌色、床の反射の除去、木刀の輪郭書き込みを行いました。服の色も明るくしました。生徒たちが生き生きとしてきた感じです。ただ、壁の色などは不明なので、セピア調そのまま。AIの変換を活かしました。校舎が現存していれば参考にはなるかと思いますが、当時の床の光具合など、再現はなかなか困難でしょう。

 この伊那高等女学校の鍛練などの関連は、こちらをご覧ください。

 きょうは、既に修正分のうち2枚を手直ししてもらいました。追加料金が発生しましたが、これも技術を買ってのことです。その成果は確実です。引き続き1日1枚で、頑張っていきます。

2018年7月4日 記

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※WEB上でモノクロ写真をカラー写真のように加工できる、ニューラルネットワークによる自動色付けを試しています。早稲田大学の飯塚里志さま、 シモセラ・エドガーさま、石川博さま、関係各位に熱く御礼いたします。公開方法については、東京大学教授の渡邉英徳さまにご示唆をいただきました。ありがとうございました。

※他の自動色付け写真はこちらの一覧からごらんください。  

2018年07月04日 Posted by 信州戦争資料センター at 23:21自動色付け