薪炭、木材、漁業…戦時下の増産に「報国手帳」乱発
泥沼の日中戦争から太平洋戦争に突入、あらゆる物資が不足してきた日本では、増産のために「報国手帳」が乱発されました。
昭和18年に発行が始まった「木材生産報国手帳」の裏には、これでもかと標語が並んでいます。
この木材生産報国手帳。名称は仰々しいですが、使い方は単純。木材生産に従事した日数を記入すると、それに応じて生活必需物資を特配してもらえるという、まるでスタンプ帳のようなものです。長野県発行の漁業増産報国手帳も、漁獲高、漁具、えさの配給の記録簿になっています。
薪炭生産報国手帳は、生産量に応じての特配だった様子。所蔵している手帳には、こんな新聞の切り抜きが貼ってありました。
前年に比べて増産すると報奨金が出るという制度の導入を伝えています。やはり、政府も増産意欲を高めるには、「報国」の掛け声だけではだめと判断したようです。現場でも盛り上がって貼り付けたようですが、特別に増産した形跡はありませんでした。
2018年2月22日 記
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