戦時下、神社のお札も木型で量産していました

 こちら、お札「御嶽神社出征軍人玉除祈祷守護」の印刷用木型です。
戦時下、神社のお札も木型で量産していました

 御嶽神社といえば長野県の御嶽山のところにあるのが中心です。
戦時下、神社のお札も木型で量産していました

 こうした木型があったということは、それなりの需要があったということを示しています。軍隊を支えるには、こうした複合的な支えが必要なのでしょう。もちろん、商魂、というものもあったでしょうが。

 こちらは、同時に仕入れた木型です。「御嶽神社蚕安全正嫁成就祈祷璽」とあります。おそらく、養蚕関連と結婚関連を同時にお願いするお札用でしょう。
戦時下、神社のお札も木型で量産していました

 これ、真ん中のところを裏返せるようになっています。「家内安全当病平癒」とあり、安全と病気の両方に効くというものも印刷できたようです。
戦時下、神社のお札も木型で量産していました

 稲荷神社と彫った板を再利用しており、神社の依頼を受けた業者が作っていたものだったようです。

2018年3月20日 記

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2018年03月20日 Posted by信州戦争資料センター at 23:38 │収蔵品